動物を勝っているかな?
もし飼っているなら、世話するのは大変じゃないかな?
食べ物や出かける時、どうすればいよいかなって、心配だよ。
なので、見て見るね。このお話しは、、、
世に言う『可愛い系男子』の幼なじみ、澪が私の袖を引っ張り、上目遣いで私の顔を覗き込んでくる。背丈は私の方が少し高い。
「何、澪」
「お菓子」
そう言うと思った。
「はいはい」
ガサガサ鞄の中にあるピンクの袋を取り出し、澪に渡した。
澪は渡した袋を漁り、幾つかのお菓子を中から取り出す。
「………抹茶味が無い」
あ………。
眉を寄せ、明らかに不機嫌な顔の澪は、女の子顔負けの可愛いぷっくりとした唇をへの文字にし、私を睨む。 アーモンド形の瞳が、奥でキラリと光り、一層可愛らしい。
「ごめんなさい澪。うっかりしてた…」
「うっかり、ねぇ…うっかりで済むと思ってる訳?僕が抹茶味無いと駄目なの知ってるでしょ?なんで忘れるかな。本当に馬鹿」
ぐ………。
「……ま、いいよ、後で買わせるし。」
う゛ぅ………。
時は流れ、今は昼休み
此処は屋上
今は6月だから曇ってる。湿気が凄い。風も気持ち悪い。でも何故此処に居るかというと、
「ユウ、買ってきた?」
澪が居るから。
彼は学校で超人気者だから、昼休みは何時も大量の女の子に囲まれる。なので人気の無い静かな屋上に居るという訳だ。
「うん。ついでに苺ポッキーも買ってきたけど………」
「苺ポッキー…?」
眉を寄せる澪。
「うん。…要らないなら私が……「要る!」
「………え、」
私が反射的に声をあげ、澪の顔を凝視すると、途端に澪の顔が真っ赤になった。
「べ、別に……貰ってあげてもいいけどっ…////」
彼はツンデレだ
「ユウ、開けて」
自室で課題をしていると、窓の外から澪の声がした。
「ちょっと待って」
窓に駆け寄り、鍵を開けて開く。 すると直ぐに澪が部屋に入ってきた。
これは当たり前。なんせ私と澪の家は隣で、屋根を伝ってお互いの部屋に行けるようになっている。 澪とは生まれた時からの幼なじみだから慣れた物。寧ろ習慣みたい。
「ユウ」
「ん?何?」
まだまだ終わらない課題を再開させようと、椅子を引いた時、私のベッドに腰掛けた澪が私の名を呼んだ。
振り向くと、いつの間にか澪が近くに来ていて、吃驚。
「ユウ」
「……な、何?」
ヤバい。
今の澪の顔は何時ものムッツリ無愛想じゃない。
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