あなたはどういう高校生活かな？
楽しかった？あるいは、つらかった？
学校では、あなたはモテる？モテない？友達がいっぱい？
もし、楽しかったら、きっと今後の人生にも楽しくなれるよ。
女帝ミサキは消えました
今は夏木美咲
普通の女子高生です
そんな
私と彼らの
"恋の話"
普通の女子高生だからこその
ドキドキなの？
駆け引きなしの本気恋愛
『好きすぎてオカシクなりそうだ』
クールに笑う
山路灰利
『好き、大好き多分一生好き』
照れた表情を見せる
喜友名修二
『怖えよ、好きすぎて
限度なんてねえみたいだ』
にやっと笑う
一之瀬譲二
『僕は君を守れる僕になる』
へにゃんと笑うのに綺麗すぎる男
早川有野
『ずっと側にいて
なんて言ったら怒る？』
優しく微笑む
綿貫康人
『君に片思いして何年だろう』
寂しげに笑う
須藤雅人
『愛してる、そんな言葉じゃ
俺の気持ちは表せねえ』
強い意志を瞳に込めて言う
阿佐谷凜太郎
大好きな彼らとの恋愛
女帝なんて言われてたけど
実は、私、恋愛初心者です
あの日から１週間が経った。
もう大分普通の生活に戻っていた。
私は学校に復学し、勿論桜たちは何も知らないのでお疲れ様っと声をかけてくれたり、後はショートになった私を見て、とっても似合うよっと優しい言葉をくれた。
凜にいとは、なんと一緒に暮らし始めた。
なんでも凜にいは元々自分のマンションに帰るのなんて、ほとんど寝るくらいにしか帰らずそろそろホテル暮らしにしようか悩んでいたんだって。
だったら、そのまま私の家にいたっていいんじゃないかって事になった。
だから、私があの日に、凜にいが家からいなくなるのが寂しいっと言ったら不敵に笑ってそれは後で話そうな、なんて言ったんだと妙に笑えた。
でも、まあやっぱり仕事で忙しいのは変わらないらしくて、私の為に色々セーブしていたのでこれからはかなり忙しくなるらしく、同棲なんて甘い感じではなく、同居って感じみたいだけどね。
それに私も学校から帰ると、桜たちと遊ぶ日以外は皆のホテルの部屋に入り浸るという、前の生活と同じ感じなので、別に凜にいが夜しか帰ってこなくても平気なんだけどね。
そんな、前となんら変わりない生活を送り始めていた。
ただ、少しだけ、
変わったと言えば……
これだ。
今は学校が終わって皆の部屋にいるんだけどね。
「髪を切った美咲も可愛い」
そう言って本に目をやりながらも、私の頭を撫でるのは灰利。
「確かに、美咲って小顔だからショートだとより一層可愛らしさが増すよね」
ふわっと笑うのは康人。
「ま、でも長くても短くても似合ってんじゃね」
ふいっとこっちは見ないで言うのは譲二。
「俺は美咲ならどっちでも好き」
甘そうなケーキをちびちび食べながら言うのは修二。
「僕も、シュウと同じ意見」
なんて言ってきゃっと両手で何が恥ずかしいのか顔を隠す有野。
そう、
皆、
なんか、
甘いんです！
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