年下の彼と付き合うことがある?どういう感じ?
もし、こんな恋が発生したら、どうする?迷うかな?
『由佳(ゆか)は理想が高いよね』
昔から、よく言われた。
自分では、そんなに高望みしてるつもりないんだけど。
だって、私がいいなって思う人は必ずと言っていいほど彼女がいたし。
小学2年の初恋の時でさえ、その男の子には既に彼女がいたんだ。
小2だよ!?小2!
それからはずっと、告白する事もなく失恋の日々で。
そりゃあ、こんな私を好きだって言ってくれる人もいたけれど。
私は、好きじゃない人とは付き合いたくないから。
恋ってやっぱり、この身を焦がすような想いを持ってするもんじゃない?
手当たりしだい、誰でもいいやっていうのはおかしいよね?
そんなこんなで、気がついたら高2の春を迎えてしまっていた私。
もちろん、彼氏イナイ歴=実年齢という看板を背負って。
『由佳(ゆか)は理想が高いよね』
昔から、よく言われた。
自分では、そんなに高望みしてるつもりないんだけど。
だって、私がいいなって思う人は必ずと言っていいほど彼女がいたし。
小学2年の初恋の時でさえ、その男の子には既に彼女がいたんだ。
小2だよ!?小2!
それからはずっと、告白する事もなく失恋の日々で。
そりゃあ、こんな私を好きだって言ってくれる人もいたけれど。
私は、好きじゃない人とは付き合いたくないから。
恋ってやっぱり、この身を焦がすような想いを持ってするもんじゃない?
手当たりしだい、誰でもいいやっていうのはおかしいよね?
そんなこんなで、気がついたら高2の春を迎えてしまっていた私。
もちろん、彼氏イナイ歴=実年齢という看板を背負って。
「ねぇ由佳、由佳。このクラス、男子のレベル高くない?」
親友の沙希(さき)が、後ろを振り返るなりそう言った。
今日は始業式。
新しいクラスに入り、自分の席を見つけて座った途端の事だった。
私と沙希は出席番号が1つ違いなので、前後の席。
まだ全員揃ってはいないものの、彼女は既に周りにチェックを入れていたらしい。
「そうかなぁ?」
言われて、見回してみる。
確かに、去年のクラスよりはレベル高いかも。
でも、それはあくまでも一般論で。
私の中では特にしっくりくる人もなく、すぐに沙希へと視線を戻した。
「ホントさぁ、そろそろ由佳も彼氏作ったら?淋しくない?そんな高校生活」
「別に、淋しくないしっ」
「理想ばっか追い求めてたら、取り残されちゃうよ?人生、どっかで妥協しないと」
そう言って、沙希は私の肩をポンッと叩いてきた。
「分かってるよぉ……」
もちろん、沙希の言ってる事は十分分かってる。
だけど、やっぱりつき合うなら。
自分が“この人!”って思った人とつき合いたいし。
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